宿・体験・サロンなど、丁寧につくられたWebサイトを持つ事業者が予約を受けようとするとき、よく起きる問題があります。それは「予約ページだけ雰囲気が変わってしまう」という問題です。
サイト全体は落ち着いたトーンで統一されているのに、予約ページだけ突然、青いボタンと白い背景の外部サービスに飛んでいく。せっかく積み上げた世界観が、その一瞬で崩れてしまいます。
なぜ世界観が崩れるのか
多くの予約システムは、汎用性を優先してデザインされています。どんな業種・どんなサイトにも使えるよう、シンプルで無機質なUIになっています。
それ自体は悪いことではありません。ただ、世界観を大切にしているサイトにとっては、その「どこにでも合う」デザインが「どこにも馴染まない」原因になってしまいます。
導線設計で何が変わるか
世界観を守るための鍵は「フォームのデザイン」よりも「導線の設計」にあります。具体的には、以下のポイントを意識します。
- 予約ボタンのコピーと見た目をサイトのトーンに合わせる
- フォームへの移行を唐突にしない(前後のテキストで文脈をつくる)
- フォームのラベル・文言をサイトの言葉遣いに統一する
- 送信後のサンキューページもサイトデザインに合わせる
フォーム自体がGoogleフォームであっても、その「入り口」と「出口」をサイトと繋げることで、体験の一貫性を保つことができます。
Googleフォームで世界観を保つには
Googleフォーム単体では、背景色やフォントをある程度変えることができますが、限界があります。そこで重要になるのが、フォームへの「導線ページ」の設計です。
フォームへ飛ぶ前のページで、予約の流れや注意事項を丁寧に説明し、そのページのデザインをサイトに合わせる。フォームが外部であっても、そこへ向かう体験がサイトの世界観の延長になっていれば、違和感はかなり減らせます。
自動返信メールも世界観のひとつ
予約後に届く自動返信メールも、世界観の一部です。「予約を承りました。」だけのそっけないメールより、サイトのトーンで書かれた丁寧なメールの方が、予約者の安心感も上がります。
GASを使えば、メールの件名・本文・署名を自由に設定できます。予約内容(日時・人数など)を自動で差し込みながら、自分たちの言葉でお客さまに伝えることができます。
まとめ
世界観を崩さない予約導線をつくるために必要なのは、高機能な予約システムではありません。フォームへの入り口・フォームの文言・返信メール。この3点を丁寧に設計することで、Googleフォームでも十分に「自分たちらしい」予約体験をつくれます。